不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

不経研、7月の「マンション市場動向」発表

 (株)不動産経済研究所は13日、首都圏・近畿圏の「2003年7月度マンション市場動向」を発表した。

 これによると、首都圏における新規発売戸数は6,679戸で対前年同月比▲14.3%、対前月比では▲3.1%。1戸当たりの平均価格は4,208万円で前年同月比6.7%増、前月比▲2.5%、1平方メートル当たり単価(55.2万円)は、前年同月比6.6%増・前月比▲3.0%であった。また、契約率は前月比▲3.5ポイント・前年同月比5.7ポイント増の80.7%であった。
 7月末現在の翌月繰越販売在庫数は8,836戸(前月比▲160戸)。即日完売物件は、「ルネッサンスタワー上野池之端第1期」(東京都台東区、220戸、平均6,576万円、平均1.7倍、最高20倍)など59物件、2,466戸。
 20階以上の超高層物件は、19物件1,098戸で契約率は93.4%であった。
 なお、 8月の発売戸数は4,500戸前後の見込み。
 近畿圏における新規発売戸数は2,801戸(対前年同月比▲30.8%、対前月比▲4.0%)で、契約率は70.5%(同▲2.9ポイント、▲0.2ポイント)。1戸当たり平均価格は3,147万円で3ヵ月連続の減少、1平方メートル当たり単価は41.3万円と2ヵ月ぶりに上昇となった。
 7月末現在の継続販売在庫数は6,393戸(前月比▲3戸)。即日完売物件は、「ローレルコート与力町エルグレース1期」(大阪市、110戸、平均3,913万円、平均3.2倍、最高22倍)をはじめとする18物件、650戸。
 超高層、大型物件の供給加速や低価格、専有面積の拡大といった特徴が引き続き表れている。
 なお、8月の発売戸数は1,300戸程度の見込み。


最新刊のお知らせ

2025年7月号

定住・関係人口増加で空き家も活用? ご購読はこちら