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丸ビル1周年記念イベント「カウパレード東京 in 丸の内 2003」開催

過去のCowParadeでの作品例

 三菱地所(株)および三菱地所ビルマネジメント(株)は、9月6日の丸ビル(東京都千代田区)開業1周年を記念して世界的なアートイベント「カウパレード」のアジア初となる「カウパレード東京 in 丸の内 2003」を、9月5日~10月5日の1ヵ月間(予定)開催する。それに先立ち19日、展示する牛のオブジェの共同アトリエを丸の内・三菱ビルに設け、その制作風景を報道陣に向け公開した。

 アトリエでは「どのアーティストも一瞬とまどってしまう」(カウパレードホールディングス副社長ロン・フォックス氏)というグラスファイバー製の白い牛に、日比野克彦氏をはじめとするアーティストがペインティング。30日にはどれも完成されるという作品は、大手町・有楽町を含めた丸の内エリア一帯に64体展示され、イベント終了後は展示した牛をオークションにかけ、その売上金を寄付する。
 「カウパレード」は1998年夏、スイスのチューリッヒで地元のアーティストによりペイントされた牛のオブジェを街中に展示したのが始まりで、その後シカゴ、ニューヨーク等で開催、現在アトランタで行なわれているほか、今後もダブリン、ブリュッセルなど各国の主要都市で開催される予定。
 両社では「丸の内は普段はビジネスのまちだが、これを機に普段は丸の内に縁の少ない方もまちぐるみのアートを楽しんでほしい」と、同イベントに加え、実力派ミュージシャンによるライブイベントや記念品配付などを通じて、丸の内エリアの就業者や来訪者に丸の内の楽しさと日頃の感謝の気持ちを伝え、1周年の賑わいを創出する。
 なお、丸ビルは昨年9月の開業以来、一日平均6万人、10ヵ月間で約2,000万人を超える来場があったという。


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