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NBF、「新宿余丁町ビル」の一部を資産譲渡

 日本ビルファンド投資法人(NBF)は19日、資産の一部である「新宿余丁町ビル」(東京都新宿区余丁町)の敷地の一部435.83平方メートルの譲渡を決定、20日付けで土地売買契約を締結し、2004年1月22日付けで引渡しを行なう予定であると発表した。

 同投資法人によれば、当該資産は東京都市計画道路事業幹線街路環状第四号線の事業対象地。当該都市計画事業は1946年3月26日に都市計画決定され、2001年8月21日に事業認可を受けており、それに基づいて東京都と同投資法人との間で協議が整ったため、譲渡を行なうもの。
 信託受託者住友信託銀行(株)が売り主、東京都が買い主となる土地売買契約で譲渡価格3兆4,421万8,534円、譲渡益8,342万8,961円(測量費等譲渡諸経費含まず)。
 なお、今回の土地の譲渡で「新宿余丁町ビル」の建物は容積率超過の既存不適格建築物となり、将来増改築の際に現在の建物と同一規模の建物が建築できない可能性や物件売却に影響を与える可能性があるが、本物件の譲渡による同投資法人の2003年12月期の運用状況への影響はないとしている。


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