(株)東京カンテイは20日、2003年7月度の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平方メートル価格推移」を発表した。
同調査は、同社に登録された中古マンションの売り希望価格を行政区単位ごとに算出し、その平均坪単価を一般的なファミリータイプの価格に即するよう70平方メートル換算したもの。
これによると、首都圏7月の中古マンション価格は2,510万円(前年同月比3.2%増)となり、前月比でも1.6%上昇と4月以来、3ヵ月ぶりに2,500万円台を回復した。
主要都市別にみると、横浜市が前年同月比で1.3%増となったほか、東京23区で1.6%増となった。一方、さいたま市は▲3.2%、千葉市は▲2.2%あった。
近畿圏7月の中古マンション価格は1,635万円で、前年同月比▲4.0%、前月比でも▲2.6%となった。大阪市は前年同月比は▲1.1%となったものの、前月比は1.5%増となった。一方、神戸市は前年同月比で▲4.0%、前月比で▲2.6%とマイナスに転じた。
中部圏7月の中古マンション価格は1,354万円、前年同月比▲1.7%、前月比1.0%増。名古屋市では、前年同月比▲2.1%、前月比▲0.4%と、若干ではあるが、マイナスの傾向となっている。