不動産情報サイト事業者連絡協議会(略称:RSC)は20日、同協議会のホームページおよび会員不動産情報サイト上で「不動産情報サイト利用者意識アンケート」を一般ユーザー向けに実施し、調査結果を取りまとめ、発表した。同アンケートは、不動産情報サイトの利用実態とその推移を調査すべく年1回実施することとしたもので今回が第1回。
調査期間は、2003年4月10日~6月9日の2ヵ月間で、各サイト上でオープン型の調査を行なった。有効回答者数は576名(男性57.4%・女性42.6%)。
これによると、インターネットで物件の検索をした者のうち、約半数が問い合わせた経験があり、その中の約6割がその後、実際に不動産会社を訪問していることがわかった。また問い合わせの方法としては、過半数がメールによるものであり、特に女性の利用者では6割以上となっている。また、物件を探す場合、最も便利なのはインターネットで、最も信頼できるのは不動産会社であるという結果。 インターネット検索の問題としては、「詳細情報の不備」「成約済みの情報が載っていた」「個人情報の保護が不安」といった意見がよせられた。
不動産情報サイトに対する要望では、間取り図や写真など物件の詳細情報の多さなど内容に関する点や質・量の充実があがるなど、多くの情報量を求める意見とともに、信頼性を求める意見も多くみられた。さらに、ネットでの物件検索利用者の約93%、未利用者の中でも67%が、「今後、不動産情報サイトを利用したい」と答えている。