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長谷工コーポ、小学生らを招き「地域防災に関する体験学習見学会」を実施

上:井戸水と水道水の見た目は・・・・下:ろ過水を試飲する子どもたち

 (株)長谷工コーポレーション(東京都港区芝、社長:嵩聰久氏)は1日、防災の日に伴い、近隣の小学校生徒・幼稚園児ら約160名を招き「地域防災に関する体験学習見学会」を開催した。

 今回使用された教材は、同社が(株)エポック(千葉市、社長:豊田吉民氏)、柴田科学(株)(東京都台東区、社長:柴田昌弘氏)と共同で開発した、非常用飲料水生成システム「E WELL(イーウェル)」。「E WELL」は井戸・逆浸透膜装置・発電機からなり、災害時などにおける断水時に飲料水を供給するためのシステム。これにより井戸水を飲料水として使用することができる。体験学習の目的は、防災の意識を養ない、さらに井戸・ろ過の仕組みや、港区芝地域の地下の構造を学ぶというもの。
 子どもたちは、まず、1995年に起きた阪神淡路大震災を始めとしたいくつかの災害時の被害状況や災害時における水の確保の問題と井戸の役割、またその助けとなる「E WELL」の簡単な仕組みについて説明を受けた後、ろ過する前の井戸水・水道水・ろ過水の色・匂いの違いを各々の目や鼻で確かめ、最後にろ過水の試飲を行なって体験学習は終了。説明会では、子どもたちが興味を持ちやすいようにアニメの話を交えて、現代の子どもたちには馴染みの薄い井戸の説明などをしているのが印象的であった。


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