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不経研、「全国定期借地権マンション市場動向」発表

 (株)不動産経済研究所は1日、2002年および2003年上期における「全国定期借地権マンション市場動向」を発表した。

 これによると、2002年1年間に全国で供給された定期借地権マンションは、前年比▲20.8%の1,562戸であった。うち契約戸数は1,451戸、契約率は92.9%(前年比▲2.1ポイント)。
 1戸当たり平均価格は3,419万円(同28.6%増)、1平方メートル当たり単価は39.0万円(同30.0%増)といずれも前年比でプラスとなった。
 一方、1戸当たり占有面積は前年比▲1.0%の87.71平方メートル。占有面積が100平方メートル以上の住戸は404戸、全体に占めるシェアは25.9%であった。

 2003年上期(1月~6月)に全国で供給された定期借地権マンションは、前年同期比▲35.2%の430戸となった。このうち6月末時点での契約戸数は322戸、契約率は74.9%(前年同期比▲12.6ポイント)。
 1戸当たり平均価格および1平方メートル当たり単価は、いずれも前年同期比マイナスとなり、それぞれ2,762万円(同▲25.1%)、29.7万円(同▲29.3%)であった。
 しかしながら、1戸当たり占有面積については、前年同期比6.1%拡大となる93.06平方メートルとなり、100平方メートル以上の住戸も130戸、シェア30.2%となった。
 なお、2003年下期(7月~12月)における販売戸数は600戸前後となる見込み。


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