(財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は10日、首都圏における2003年8月の不動産流通市場の動向を発表した。
これによると、中古マンションの成約件数は1,705件(前年比2.10%増)と前年比で8ヵ月連続の増加、新規登録物件数についても7,469件(同22.50%増)と13ヵ月連続で増加となった。一方、成約物件平均価格は1,952万円(同▲0.13%)で3ヵ月ぶりにマイナス、成約物件1平方メートル当たりの単価も30.02万円(同▲2.74%)で5ヵ月連続のマイナスであった。
戸建住宅の成約件数は775件(同6.90%増)と再びプラスに転じた。新規登録物件数は4,868件(同10.69%増)は6ヵ月連続のプラス。成約物件平均価格は3,275万円(同▲3.42%)、新規登録物件の平均価格は4,003万円(▲5.78%)となった。
土地(100~200平方メートル)の成約件数は305件(同22.49%増)で2ヵ月連続の増加。成約物件の平均価格は2,991万円(同▲1.04%)で10ヵ月連続の減少となった。なお、新規登録物件数は1,868件(同6.99%増)、平均価格は3,096万円(同▲5.84%)であった。