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不経研、8月の「マンション市場動向」発表

 (株)不動産経済研究所は16日、首都圏・近畿圏の「2003年8月度のマンション市場動向」を発表した。

 これによると、首都圏における新規発売戸数は、8月としては最多の5,493戸(対前年同月比16.5%増、対前月比▲17.8%)であった。1戸当たりの平均価格は4,224万円で前年同月比11.4%増、前月比0.4%増、1平方メートル当たり単価(54.1万円)は前年同月比9.3%増・前月比▲2.0%。また、契約率は前年同月比3.1ポイント増・前月比0.9ポイント増の81.6%であった。
 8月末現在翌月繰越販売在庫数は8,237戸(前月比▲599戸)。即日完売物件は、「コスモグランプレイス1期1・2次、2期」(東京都墨田区、160戸、平均3,302万円、平均1倍、最高21倍)など42物件1,744戸。
 20階以上の超高層物件は、16物件606戸、契約率は95.9%であった。
 なお、9月の発売戸数は8,000戸前後の見込み。

 近畿圏における新規発売戸数は1,772戸(対前年同月比17.2%増、対前月比▲36.7%)で、契約率は71.4%(同▲2.7ポイント、同▲0.9ポイント増)。1戸当たり平均価格は3,077万円で4ヵ月連続の減少、1平方メートル当たり単価は40.2万円で再び減少に転じた。
 8月末現在の継続販売在庫数は5,970戸(前月比▲423戸)。即日完売物件は、「ローレルコート与力町エルグレース1期2次」(大阪市、40戸、平均3,869万円、平均1.6倍、最高4倍)をはじめとする16物件、325戸。
 超高層、大型物件の供給加速や低価格、占有面積の拡大傾向は依然続いているものと見られる。
 なお、9月の発売戸数は3,400戸程度の見込み。


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