東急不動産（株）は17日、健常高齢者向けシニア住宅「グランクレールあざみ野」（横浜市青葉区）と提携する介護施設「グランケアあざみ野」（同）の建設に、9月24日に着手すると発表した。
同社では、高齢社会に向けた住宅事業への取り組みとして、今年3月に三菱商事（株）と共同で、シニア住宅の運営・介護施設の経営等を行なう新会社「（株）イーライフデザイン」を設立。現在、健常高齢者向けシニア住宅「グランクレールあざみ野」の建設を進めている。
「グランケアあざみ野」は、要介護の高齢者を対象とした施設で、イーライフデザインが経営を担当。要介護状態の入居者を新規に募集するとともに、シニア住宅入居者が要介護状態になった場合の住み替え施設としての機能を持つ。
同施設の1階には、「グランクレールあざみ野」の健康管理室における健康相談・健康診断や、「グランケアあざみ野」の施設介護を担当する提携医療法人「城見会」グループ運営によるクリニックを併設。医療のバックアップをトータルに行なっていく。
なお、同施設の開業は2004年9月を予定。「グランクレールあざみ野」の開業は2004年2月を予定しており、2003年10月より棟内モデルルームを一般公開し、入居者募集を本格的にスタートさせる予定。