グローバル・ワン不動産投資法人(東京都千代田区、執行役員:勝本杉雄氏)は25日、8番目の不動産投資信託(JREIT)として東京証券取引所の不動産投資信託市場に上場した。
同投資法人は、日本ジーエムエーシー・コマーシャル・モーゲージ(株)、近畿日本鉄道(株)、明治生命保険相互(株)、(株)東京三菱銀行、三菱信託銀行(株)の5社が出資する運用会社「グローバル・アライアンス・リアルティ(株)」(東京都千代田区、代表取締役社長:山内正教氏)により、2003年4月16日に設立された。
発行投資口数は48,400口で、発行価格は1口につき510,000円。主として、3大都市圏(首都圏、中部圏および近畿圏)の主要都市および3大都市圏以外の政令指定都市に立地するオフィスビル等を投資対象とし、中長期的観点から、運用資産の着実な成長と安定した収益の確保をめざすとしている。現在の不動産ポートフォリオは、「スフィアタワー天王洲」(東京都品川区)、「近鉄大森ビル」(東京都品川区)、「近鉄新名古屋ビル」(名古屋市中村区)の3物件(いずれも所有権)。
なお、上場初日の初値(始値)は公募価格を若干下回る495,000円で、その後高値が505,000円をつけたが、終値は501,000円であった。