国土交通省は8日、「中高層共同住宅標準管理規約」の改正概要案について、広く国民から意見を募集すると発表した。
国土交通省では、各マンションの管理組合が管理規約を作成する際の参考として、「中高層共同住宅標準管理規約」(以下、標準管理規約)を規定、その周知を図ってきているが、2001年8月にマンションの管理の適正化の推進に関する法律、2002年12月にマンションの建替えの円滑化等に関する法律が施行されるなど、マンションを取り巻く情勢は変化してきている。
これに対応するため、2003年5月に「マンション標準管理規約検討委員会」(委員長:丸山英気千葉大学教授)を設置。マンション管理を取り巻く法制度の充実および情勢の変化を踏まえ、標準管理規約のあり方について議論を進めてきており、今般、改正概要案をまとめた。
改正概要案では、「中高層共同住宅標準管理委託契約書」が「マンション標準管理委託契約書」に名称変更したのに併せ、「中高層共同住宅標準管理規約」の名称を「マンション標準管理規約」に変更。このほか、区分所有法改正に伴う特別決議を要する共用部分等の変更などが盛り込まれた。
意見募集の詳細は以下のとおり。
募集対象 「中高層共同住宅標準管理規約の改正概要案」
募集期間 2003年10月8日~2003年10月31日
募集方法 〒100-8918 東京都千代田区霞ヶ関2-1-3
【E-mail】HOB_JSK_MKT@mlit.go.jp
【FAX】03-5253-1628
【宛先(共通)】
国土交通省住宅局住宅総合整備課マンション管理対策室
パブリックッコメント担当 宛