分譲マンション向けブロードバンド・インターネットサービスプロバイダーの（株）つなぐネットコミュニケーションズ（東京都港区、代表取締役社長：三谷隆信氏）は16日、ブロードバンドインターネットサービス「e-mansion」を提供中のマンション入居者に対し、IP電話「e-mansion IPフォン」のサービス提供を開始すると発表した。
「e-mansion IPフォン」は、IPバックボーンの提供で丸紅グループのグローバルソリューション（株）（東京都千代田区、代表取締役社長：山本節夫氏）と提携、IP電話サービスでフュージョン・コミュニケーションズ（株）（東京都千代田区、代表取締役社長：角田忠久氏）と提携し、フュージョン・コミュニケーションズのVoIP網を活用し、IP電話サービスを提供するというもの。提供価格は、加入料500円、月額使用料380円。通話料については、フュージョンおよびその提携プロバイダーのIP電話サービス契約者、「e-mansion IPフォン」の契約者間の通話は無料、その他国内向け加入電話には一律3分8円、国際通話は米国向けで1分8円、携帯電話については1分20円の予定となっている。
同社では、同サービスにつき既に技術面・品質面での検証を終了しており、10月1日より一部マンションで試験サービスを開始、12月中旬より現在「e-mansion」提供中のマンションに対して同サービスを開始する。これにより同社は、インターネット接続サービス、「スカイパーフェクトTV！」との提携による映像配信サービス、IP電話サービスの3点をセットとして、新築マンションディベロッパーに提案していくとしている。