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パナホーム、複合型介護保険施設「ケアビレッジ」新発売

 パナホーム(株)は、複合型介護保険施設「ケアビレッジ」を11月1日より、北海道、沖縄、一部寒冷地域を除く全国で販売開始する。

 「ケアビレッジ」は、さまざまな介護保険サービスをする建物を、従来の「施設」ではなく高齢者が自分らしく暮らせる「住宅」として提案すべく、同社が介護保険施設の開発・建築事業で培ったノウハウと松下グループの総合力を結集し、開発されたもの。複合型介護保険施設として、地域ニーズや立地条件、事業計画に合わせ「デイサービスセンター」や「ショートステイ」、「グループホーム」、「有料老人ホーム」などを組み合わせることが可能で、これにより利用者は介護レベルの変化に関わらず、安定したケアサービスを受けることができる。
 プチホテルをイメージした建物は、総2階建てのシルエットを基本に、街並みに馴染むカラーリングや洒落たエクステリアを採用。ユニットプランを基本に、5タイプのバリエーションを提案していく。
 また同商品を建築する場合には、同社とフランスのクレディ アグリコルインドスエズ銀行(略称:CAI)との提携によるオリジナル介護保険施設事業者向ローン「ナーシングホームローン」を利用することが可能。このローンは、キャッシュフローに基づいた価値評価方法を用いるため、対象物件の収益性に応じた借入条件が設定され、連帯保証人が原則不要となるとともに、ノンリコースローンであるため、原則として、融資対象物件とそれに付随する資産以外には担保を求めないなどのメリットがある。
 販売価格は、3.3平方メートル当たり43万円台より(標準本体価格・消費税別、延床面積997.7平方メートル・エレベーター付2階建て、デイサービス+有料老人ホーム)。初年度100棟の販売をめざす。


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