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JRF、「2003年8月期決算」発表

 日本リテールファンド投資法人(JRF)は23日、「2003年8月期決算短信」を発表した。

 当期(資産運用期間2003年3月1日~2003年8月31日)運用状況の営業収益は59億2,000万円(前期比307.3%増)、営業収益は25億7,200万円(同181.3%増)、経常利益は23億300万円(同204.0%増)、当期純利益は23億200万円(同204.3%増)であった。一口あたりの分配金は15,095円、分配金総額は23億200万円、配当性向は99.9%。
 同投資法人が保有する資産は、2003年8月31日現在で商業施設10物件、帳簿価額の総額は1,139億3,300万円、賃貸可能面積41万449.27平方メートル。同社は、「中長期にわたり安定したキャッシュフローを期待するインカム型」と「物件価値の成長やテナントの入替え等によりキャッシュフローの成長を期待するグロース型」との組み合わせによるポートフォリオ構築を基本としている。前者は、イトーヨーカ堂などの優良テナントとの10年以上の長期賃貸契約で100%の稼働率を維持しており、後者は、各商業施設の潜在価値の最大化をめざしたテナントの入替えや稼働率の引き上げを通じて、着実に収益が拡大してきており、10物件平均の稼働率は99.4%。
 なお、第4期(2003年9月1日~2004年2月29日)の見通しについては、営業収益63億6,800万円、経常利益23億7,400万円、当期純利益23億7,200万円、1口あたり分配金15,553円を見込んでおり、第5期(2004年3月1日~2004年8月31日)の見通しについては、営業収益63億7,100万円、経常利益20億800万円、当期純利益20億600万円、1口あたり分配金13,153円を見込んでいる。


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