不動産情報総合サービスのアットホーム(株)は29日、同社のネットワークにおける首都圏の2003年9月の「売物件」について、物件登録数、登録価格、成約数、成約価格を明らかにした。
これによると物件登録数は、中古マンションが2,164件(前年同月比11.6%増)で5ヵ月連続のプラス、新築戸建についても7,893件(同36.8%増)で10ヵ月連続のプラスとなり、本調査開始の1992年4月以来最高を記録。一方、中古戸建ては同▲2.8%の1,725件で4ヵ月連続のマイナスとなった。居住用土地については、同2.8%増の3,434件で14ヵ月ぶりにプラスとなった。
首都圏平均の登録価格は、中古マンションが1平方メートル当たりでは33.40万円(前年同月比▲0.1%)で11ヵ月ぶりにマイナスとなったが、1戸当たりでは同0.3%上昇の2,071万円で5ヵ月連続のプラスとなった。一方、新築戸建は1戸当たり3,554万円(同▲6.6%)で33ヵ月連続の下落となり、過去最低を記録した。中古戸建も3,185万円(同▲9.2%)と9ヵ月連続で下落居住用土地の登録価格は、1平方メートル当たり18.42万円(同▲9.3%)であった。
首都圏平均の物件成約数は、中古マンションが747件(前年同月比11.3%増)で4ヵ月連続のプラス。新築戸建は1,833件(同35.2%増)で5ヵ月連続のプラスとなり、中古戸建は512件(同1.4%増)と4ヵ月ぶりにプラスとなった。
首都圏平均の成約価格は、中古マンションが1平方メートル当たり33.42万円(前年同月比7.7%上昇)、1戸当たりが2,030万円(同9.3%上昇)で、いずれも15ヵ月連続のプラスであった。新築戸建は1戸当たり3,628万円(同▲5.7%)で6ヵ月連続のマイナス、中古戸建てについても1戸当たり2,820万円(同▲1.7%)で4ヵ月連続のマイナスとなった。