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東京カンテイ、2003年の「首都圏ワンルーム最新事情」発表

 (株)東京カンテイは30日、2003年の「首都圏ワンルーム最新事情」をまとめ、発表した。

 これによると、首都圏において、2003年1月~9月までに新規供給されたワンルームマンションは約5,000戸となり、年間では昨年並みの7,000戸超程度が供給されるものと見られる。新築ワンルームマンションの平均専有面積は、22.56平方メートルと過去最大を記録。専有面積別のシェアは20平方メートル~25平方メートル未満が78.2%と最も多く、全体で20平方メートル超が94.7%を占めた。
 中古ワンルームマンションについては、1971年以降のストック数は19万1,268戸となり、2004年には20万戸を突破する見込み。
 販売価格は、新築は2,149万円と2,000万円を若干上回る水準で推移、中古は906万円と2年連続で上昇している。
 平均賃料は新築が9万7,024円(前年比1.7%上昇)、中古が7万809円(同0.1%上昇)、表面利回りは新築が5.42%、中古が9.38%。
 なお同社では、首都圏ワンルーム市場の今後の課題として、供給対象地の都心部・近郊での地価の下げ止まり傾向および建築コストの上昇、東京23区のうち22区で実施されている“ワンルーム規制”の存在などをあげている。


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