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アキュラホーム、賃貸住宅市場に参入

 (株)アキュラホーム(埼玉県さいたま市、社長:宮沢俊哉)は26日、大手住宅メーカーに比べて2割程度安い坪単価28万円の価格を実現した賃貸用住宅「Aqura Maison(アキュラメゾン)」を開発、12月より埼玉県内で販売を開始すると発表した。

 団塊ジュニア世代が結婚適齢期を迎え、賃貸住宅であっても質の高い暮らしにこだわる傾向が強まる中、賃貸住宅経営は資産運用の有効な投資先として注目を集めている。そこで同社では、得意分野である低価格の木造注文住宅のノウハウを生かし、ユーザー動向や市場環境の変化に対応した賃貸住宅を、運営サポート体制とともに提供することになった。
 アキュラメゾンはアキュラホームが開発した建設合理化システム「アキュラシステム」を活用して住宅資材や設備の仕入れから施工まで、すべてにおいて大幅な効率化とコストダウンを実現。少ない投資額で高利回りを得ることができ、通常12.3年を要する投下資本の回収も7.5年程度と、短期間での回収ができる。
 基本は3タイプで、単身からファミリーまでカバーする1ルーム、2LDK、メゾネットを用意。自宅との併用にも対応し、さらに敷地条件や周辺環境、入居者層に合わせて、独自の自由設計・木造注文住宅のノウハウを生かしたフリー設計プランを提案できるのが特徴。
 保証面においても竣工前の全棟地盤調査の実施、施工中は公的な第三者機関による工事検査、(財)住宅保証機構などによる10年性能保証などが盛り込まれている。
 一括借り上げシステムを採用し、管理業務は同社提携管理会社が代行する。


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