不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

INAX、非住宅向けトイレリフォーム「節水ESCO」事業を本格展開

 (株)INAXは、オフィスビルや学校、デパートなどの非住宅物件を対象に、トイレリフォームの新事業として、トイレリニューアル・ソリューションサービス「節水ESCO」事業を本格展開する。

 同社では、昨今のリニューアル需要の高まりを受け、築年数20年程度の非住宅物件のトイレリニューアルに着目。「経済性」と「環境配慮」を両立すべく、節水を切り口とした新しいビジネスモデル「節水ESCO」事業を構築した。
 具体的には、トイレをリニューアルする際に、専門技術者による訪問調査を実施。その診断結果をもとに最適なリニューアルプランを提案するとともに、節水効果が見込める水道使用量を算出、同社による節水効果保証を行なう。また、サービス契約締結後は、改修工事を請負うほか、節水効果の確認やメンテナンスも実施。これにより、「延床面積3,000平方メートル以上の規模であれば、約4~5割の節水効果が見込める」(同社取締役 設備事業部部長:有代匡氏)という。
 なお、リニューアルにかかる資金については、算出した保証節水量やリニューアル費用などを勘案し、資金調達方法を提案。年間の節水金額を数年間(建物規模等により異なる)「節水ESCO」サービス料として支払うことで、初期投資を軽減することが可能となっている。

 同社では同事業につき、現在までに32物件に提案を行なっており、3年後の2006年には年間100億円の売上を見込むとしている。


最新刊のお知らせ

2025年6月号

本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス ご購読はこちら