プレミア投資法人(PIC)は17日、「2003年10月期決算短信」を発表した。
当期(2003年5月1日~10月31日)の運用状況は、営業収益23億9,800万円、営業利益10億8,000万円、経常利益8億8,600万円、当期純利益8億8,500万円となった。1口当たり分配金は14,909円、分配金総額は8億8,500万円、配当性向は100.0%。
同投資法人は当期、レジデンス(住宅)の取得に専念し、「ビュロー紀尾井町」(東京都千代田区、取得価格1,840万円)および「キャビンアリーナ南青山」(東京都港区、取得価格1,070万円)の2物件を取得。この結果、同投資法人の保有する資産はオフィスビル9棟、レジデンス6棟の合計15棟、取得価格の総額は519億3,100万円、総賃貸可能面積67,803.99平方メートル、テナント数330となった。当期末時点での稼働率は、オフィスビルが90.4%、レジデンスが98.5%、全体で92.1%であった。
同投資法人では、中長期的に、ポートフォリオにおけるオフィスビルとレジデンスとの投資比率をおおむね6対4とすることを目標としており、この方針に基づき新規物件の取得を進め、次期営業収益27億2,000万円、経常利益8億7,500万円、当期純利益8億7,500万円、1口当たり分配金11,000円を見込むとしている。