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JREITのユナイテッド・アーバン投資法人、東証に上場

 ユナイテッド・アーバン投資法人(東京都港区、執行役員:田中康裕氏)は22日、10番目の不動産投資信託(JREIT)として東京証券取引所の不動産投資信託市場に上場した。

 同投資法人は、米トリニティー・インベストメント・トラストL.L.C.(44%)、丸紅(株)(36%)、アンブロウズ・キャピタル・リミテッド東京支店(10%)、極東証券(株)(5%)、大和生命保険(株)(5%)の5社が出資する運用会社「ジャパン・リート・アドバイザーズ(株)」(東京都港区、代表取締役会長CEO:丸山 勉氏)により、2003年11月4日に設立された。
 発行投資口数は79,500口、公募価格は1口につき480,000円。商業施設およびオフィスビル、ホテル、マンションなど不動産全般を投資対象としている点が特徴で、同日「新宿ワシントンホテル本館」(東京都新宿区)など3物件を取得。さらに12月25日に「ダイエー碑文谷」(東京都目黒区)、12月26日に「T&G浜松町ビル」(東京都港区)など8物件を取得する。12物件の取得総額は601億8,600万円。平均稼働率は98.8%、配当利回りは公募価格に基づく第1期予想配当利回りで約5.2%となっている。
 上場初日の初値(始値)は公募価格を上回る484,000円で、その後高値が488,000円を記録、終値は若干下げて483,000円となったが、公募価格を上回る順調なスタートとなった。

 なお同投資法人は、投資物件取得資金の一部に充当するため、25日および26日付で(株)埼玉りそな銀行、みずほ信託銀行(株)、(株)三井住友銀行、住友信託銀行(株)の4行から100億円、(株)UFJ銀行、(株)埼玉りそな銀行、みずほ信託銀行(株)、住友信託銀行(株)の4行から100億円、(株)UFJ銀行、住友信託銀行(株)の2行から56億円、合計256億円の借入を行なうことを決定したと併せて発表している。


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