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ラサール インベストメント、レポート「2004年版投資戦略」を発表

 米国シカゴに本社を置く不動産投資顧問会社のラサール インベストメント マネジメント インクは2日、世界の不動産市場分析と不動産投資に関する包括的な調査をまとめた「2004年版投資戦略」を発表した。

 同レポートは、アジア、北米および欧州の不動産市場を形成するファンダメンタルズを、需要と供給、価格、キャピタル・フローおよび地域経済学を踏まえて調査分析したもの。
 2004年の全体的な見通しとして、同社グローバル インベストメント リサーチ部門最高責任者であり、同レポートの編集責任者でもあるジャック・ゴードン氏は、「リースアップされたコア物件への資本の流入が増加した結果、コア物件の価格は上昇し、投資利回りは低下した。不動産市場に潤沢な資金の流入が続いていることから、投資家は2004年には購入する場合も売却する場合も厳しい選択を迫られることになる」と分析。さらに、「現在の北米、欧州にみられる価格高騰化を回避するためにも、投資家には忍耐と創造力が求められる。つまり、不動産投資の主流になる前の新たなニッチマーケットの開拓が必要になる。アジア市場は比較的資本の流入が少なく、今日、投資価値を求められる最良の市場のうちのひとつである」と述べている。


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