(株)センチュリ-21・ジャパンは3日、「第19回日本年次総会」を大阪帝国ホテルにて開催した。
年次総会の第一部では、成績優秀店舗ならびに個人に対し表彰が行なわれ、同社センチュリー21・ジャパン本部代表取締役・福島洋介氏より「本部方針発表」において2004年度の運営方針や重要課題などが紹介された。
同社では2003年度、受取手数料報酬総額が前年比112%の301億円、地域別にみると首都圏が同109%、関西圏が同127%といった伸びを記録した。成約件数別にみると売買成約件数同116%、賃貸成約件数同129%と「単価の低下を数量の増加でカバーし、全体の業績を伸ばした」(福島氏)と好成績を振り返るとともに、2004年の重要課題として「人材育成」と「顧客満足度の向上」をあげた。同氏は「かつての不動産業の負のイメージが完全に消えていない」とし、今後、一般消費者に利用してもらうだけでなく、魅力的な職場としてのイメージアップ活動を行ない、東京リーガルマインドとの提携やネット上での人材募集など良質な人材確保への取組みを、積極的に進めていくという。
第二部では伏見高校ラグビ-部総監督山口良治氏による講演会が、第三部ではチャリティー抽選会などの親睦パーティーが開催された。
なお、同社では新たに、九州圏17社19店舗が加入、1日には正式に九州支店を開設した。また、同社の2003年上半期受取手数料報酬総額は競合他社と比較して第4位から第3位になったのを受け、今後もよりいっそう日本一の不動産流通グループをめざす方針。