三菱マテリアル（株）（東京都千代田区、社長：西川 章氏）および、同社の全額出資子会社で不動産事業を担当する（株）菱金（東京都台東区、社長：飯塚 基氏）は9日、グループの不動産事業体制を再編すべく、新たにグループ不動産を統括する会社として、3月18日に「三菱マテリアル不動産（株）」（東京都台東区、取締役社長」飯塚 基氏、資本金20億円）を、同社の全額出資により発足すると発表した。
同社ではかねてより、菱金を中心に、同社グループの不動産事業の集中・効率化を進めてきているが、この事業戦略をさらに徹底・加速するとともに、併せて不動産事業における信用力向上と財務体質強化を図るべく、菱金グループを核とした再編を行なうことを決定。同社の全額出資子会社で不動産の売買・賃貸・管理等を手がける菱金サービス（株）を存続会社として、菱金を吸収合併したうえで、同社グループの新たな不動産統括会社として「三菱マテリアル不動産」を発足することとした。
これにより、新会社は、菱金がこれまでに培ってきた不動産事業の実績、ノウハウなどを承継・発展させるとしており、同社グループ全体が保有する不動産の早期有効活用と不動産事業の集中、効率化を進めるとしている。また、不動産管理業務のコンサルティング、遊休不動産の売却促進、賃貸事業の活用支援、不動産業務の指導・請負等の各種サービスについても、グループ各社に提供していく方針。