積水化学工業(株)住宅カンパニーの調査・研究部門である、(株)住環境研究所(東京都千代田区、所長:白崎 明氏)は25日、積水化学工業の商品、セキスイハイム・ツーユーホームに入居した顧客を対象に実施した「太陽光発電システム採用者の利用状況調査」の結果を発表した。
今回行なった調査項目は、太陽光システム搭載住宅の購入者の「顧客属性」や「採用理由」、「光熱費の実態」「環境意識の変化」など。今回は2003年7月に実施した「総合展示場来場者の既建築者意識調査」との比較も行なった。
これによると、太陽光発電システム搭載住宅購入者、総合展示場来場者に共通して、若年層は経済性を重視し、高齢層は環境意識が高いことが分かった。
また、太陽光発電システム搭載住宅購入者に見られた傾向として、「入居後に環境意識が高まる」ことがあげられた。今回対象者の同商品に対する訴求が「環境と経済性の両立」であったため、調査では経済性重視という意見に傾く傾向も見られたが、入居後に環境配慮にシフトしていくことが分かった。同社では、意識がモノを変えるのではなく、モノが意識を変えるという結果となったとしている。