日の丸自動車興業(株)とメトロリンク日本橋協賛者会は18日、八重洲、京橋、日本橋を結ぶ無料巡回バス「メトロリンク日本橋」の運行を開始。日本橋の袂「滝の広場」にて、運行開始セレモニーを行なった。
ルートは、東京駅八重洲口をスタートし、日本橋交差点を経由して中央通りを経由して12ヵ所のバス停を巡回する。2台の車両により、午前10時から午後8時まで約15分間隔、年中無休で運行。日本橋を中心とする地域の活性化に資する。
バスは、2003年7月に国土交通省の認定を受けた環境負荷低減型電気バスで、「低公害」「低騒音」「低床」などが特徴となっている。
12時からの一般運行に先立って行なわれたセレモニーには、運行主催者の日の丸自動車興業・代表取締役社長の富田浩安氏、メトロリンク日本橋協賛者会・会長の細田安兵衛氏(榮太樓總本舗・相談役)、同副会長の岩沙弘道氏(三井不動産・代表取締役社長)、同副会長の中村胤夫氏(三越・代表取締役社長)をはじめ、行政関係者、町会・後援団体関係者などが出席。テープカットを行なった。
細田氏は「日本橋の、今後の課題のひとつである“地域の賑わいをとりもどす”という点で、地元住民・企業の方々の協力によるメトロリンクの運行開始は、まことに喜ばしい。江戸開府5世紀元年にふさわしい取り組み。街全体の活性化はもちろん、文化の面でも“日本橋”を盛り上げていきたい」と語った。来賓の中央区長:矢田美英氏も「次々と進化していく日本橋。ハードの面などで残る問題もあるが、各方面の協力を得て積極的に取り組んでいきたい」と、行政の立場からも積極的な抱負を述べた。