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ミサワリゾート、日本不動産研究所と提携しゴルフ場の減損会計を支援

 ミサワリゾート(株)は、(財)日本不動産研究所とのタイアップにより、ゴルフ場の減損会計支援サービス「ゴルフ場減損会計支援プロジェクト」を4月よりスタートした。

 減損会計については、2005年4月1日(2006年3月期)から、すべての上場企業に対し強制導入することとなっているが、同社では、これにより最も大きな影響を受ける業界のひとつである、ゴルフ場業界への支援サービスに対するニーズは非常に根強いと判断。
 ゴルフ場の運営ノウハウを持つ同社と、鑑定評価ノウハウを有する日本不動産研究所との提携により、ゴルフ場を保有する企業に対し、減損会計への調査、評価などの支援を中心に、減損処理をきっかけとした経営改善提案などを行なう新サービスをスタートした。

 具体的には、まず同社がコースおよび施設、運営全般に関する調査を行ない、実施可能な経営改善案を提示する。日本不動産研究所は同案を吟味し、同案を基礎とした将来予測、現状収支を基礎とした将来予測、経営方針から見て最も蓋然性の高い将来予測を算出。割引前将来キャッシュ・フローを明示し、各予測値に対応した割引率を査定し、それぞれの使用価値を算出することにより、企業側の使用価値判断を支援する。
 さらに、正味売却価額による思い切った減損処理を行なう場合には、不動産鑑定評価書により時価を算出する。

 サービス提供価格は、標準モデルで1,000万円を予定。
 同社では、経営改善計画に基づいた運営委託を望む企業については、運営そのものの受託や、必要に応じた評価更新サービスを実施するなど、ゴルフ場運営全般に係る幅広いサービスを提供していく方針。


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