三菱地所(株)と三菱商事(株)は27日、現在建設中のマンション「三番町パークテラス桜苑」(東京都千代田区、総戸数102戸)のモデルルームを5月15日にオープンすると発表。同日、プレス向けの見学会を開催した。
同物件は、東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅徒歩4分など、5路線6駅が徒歩10分圏内という利便性の高い立地に位置。江戸時代の旗本屋敷の街であった東京都千代田区三番町に位置することから、「伝統を継承する“三番町”美学」をコンセプトに、“正統派”の雰囲気を大切にしながらも、現代にふさわしいマンションの理想像を求めたものとなっている。
外観意匠、共用部、インテリアデザインは三沢亮一氏((株)ミサワ アソシエイツ一級建築士事務所代表)が担当。ほぼ正方形に近い約3,800平方メートルの敷地を生かし、周囲より一歩奥まった位置に、格式あるシンメトリーな外観デザインの建物を配置した。
正面エントランには車寄せのスペースがゆったりと設けられ、右手には既存の桜の木をシンボルとした「和風庭園」を配置。また、その奥には、もともとこの地にあったクスノキを移植した洋風庭園を配すなど、同地にあった多くの樹木をできる限り保存している。
住戸プランは、1LDK(54.51平方メートル)~4LDK(190.45平方メートル)まで多彩なバリエーションを用意。予定価格は5,000万円~3億8,000万円、最多価格帯は1億5,000万円台。
各戸、ドイツ製のドラム式洗濯機やシステムキッチンの食洗機などは標準装備となっているが、壁材、床材、インテリアなどのオプションも豊富。また、全戸共通の床ふところ37cmを利用して、約30cmまでの段差による空間演出も可能となっている。
現在約10万人いる同社会員組織『生活散歩』の会員に対し、2003年11月からプレオープンの案内をしたところ、350組超の来場者があったという。今後は、ギャラリーのオープンに合わせ、マスコミ媒体への広告など一般への集客を開始、6月中旬より発売をスタートする。
建物竣工は2005年8月下旬、同年9月末日入居開始の予定。

最新刊のお知らせ
