(株)ユニバーサルホームは12日、「2004年3月期決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期(2003年4月1日~2004年3月31日)単体業績の売上高は24億8,200万円(前期比46.7%)、営業利益は3億8,400万円(同141.6%増)、経常利益は3億9,300万円(同139.5%増)、当期純利益は2億1,600万円(同192.1%増)であった。
また当期連結業績(対象1社)の売上高は24億8,200万円(前期比46.7%増)、営業利益は3億8,300万円(同149.6%増)、経常利益は3億9,400万円(同146.9%増)、当期純利益は2億1,600万円(同213.1%増)となった。
増収増益の理由のひとつは、主力商品の「熱強の家」が、契約上棟数で820棟増(前年比61%増)であったこと。また、好調であった理由として、2003年2月に発売された「熱強の家 Class ONE」がその内の5割強を占めるなど業績に本格寄与するまでになったことをあげている。
会見の席で代表取締役の加藤充氏は「税制改正を背景に行なった全国一斉キャンペーンを実施したほか、ホームページを活用した来場促進策の展開やエンドユーザーとのコミュニケーションを重視したイベントの実施。また大手都市銀行と提携住宅ローンを締結したことにより、顧客、加盟店双方にメリットを提供できた」と語った。
今後の展開としては、さらに付加価値の高い商品のラインナップ充実に向け、2004年5月に発売された次世代省エネ基準対応商品「Class ONE NEXT」に引き続き、デザイン性を重視したものなどの開発に注力し、さらなる顧客層の拡大をめざす。また、「同社が独自で創設した『モデルハウス建替え支援制度』による、加盟店募集の強化、既存加盟店の生産性向上への効果にも期待している」(加藤社長)。さらに、5月には第3号直営店となる静岡南店をオープン。10月には第4号店の出店も予定しており、首都圏への営業強化とともに人材強化にも取り組んでいく。
次期については、加盟店数167店(前年同期比1.8%増)オープン店数153店(同7.7%増)、契約棟数3,500棟(同10.9%)、上棟棟数は2,680棟(同11.7%増)をめざす。その結果として、連結売上高は32億2,600万円(前期比29.9%増)、経常利益4億2,000万円(同6.5%増)、当期純利益は2億2,000万円(同1.9%増)を予定している。