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住友林業、「2004年3月期決算」発表

 住友林業(株)は14日、「2004年3月期決算短信(単体・連結)」を発表した。

 当期(2003年4月1日~2004年3月1日)単体業績の売上高は5,712億7,500万円(前期比1.2%増)、営業利益は146億3,400万円(同106.4%増)、経常利益は153億6,100万円(同73.3%増)、当期純利益は78億1,100万円。
 当期連結業績(対象55社)の売上高は6,737億7,800万円(同4.4%増)、営業利益は175億7,600万円(同100.4%増)、経常利益は170億7,300万円(同75.6%増)、当期純利益は98億6,900万円であった。

 当期は、住宅および住宅関連事業において、木造軸組戸建住宅部門で9,908棟(前期比0.1%増)、2,922億9,300万円(同2.4%増)を受注。棟数、金額ともに前期を上回ったものの、完工については分譲を含め、9,862棟(同▲0.2%)、2,864億6,500万円(同0.5%増)となった。

 当期より会社名を「住友林業ツーバイフォー(株)」と改め新たにスタートした、ツーバイフォー工法による木造戸建住宅については、戦略変更に対して展示場の変更などが間に合わず、受注は312棟(同▲25.4%)、91億600万円(同▲12.7%)、完工も394棟(同▲11.7%)、102億9,600万円(同▲5.6%)と苦戦。

 一方、木造ユニット住宅の受注建築を行なう住友林業システム住宅(株)は好調に推移し、受注は309棟(同41.7%増)、73億5,700万円(同33.0%増)、完工も285棟(同27.8%増)、69億7,000万円(同25.8%増)と、前期を大幅に上回った。

 また集合住宅部門においても、受注が1,655戸(同34.9%増)、171億8,200万円(同40.9%増)と前年同期比で大幅に増加、完工についても1,266戸(同3.8%増)、144億3,200万円(同25.0%増)と、前年業績を大きく上回った。

 なお、通期は、連結で売上高7,140億円、経常利益200億円、当期純利益110億円を見込むとしている。

 また同日、2004年9月をもって東京本社事務所を移転、本店所在地を変更すると発表。

 新事務所は、東京都千代田区丸の内1丁目8番1号丸の内トラストタワーN館。これを機に、同年6月24日開催予定の第64期提示株主総会において承認されることを条件として、現在大阪市にある商法上の本店を東京都千代田区に変更することを予定している。


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