ミサワホームホールディングス(株)は21日、「2004年3月期決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期(2003年4月1日~2004年3月31日)単体業績の売上高は11億2,300万円、営業利益は4億7,700万円、経常利益は2億300万円、当期純利益は▲1,475億8,000万円。
当期連結業績(対象61社)の売上高は4,034億9,500万円(前期比▲2.3%)、営業利益306億8,800万円(同▲2.6%)、経常利益は206億9,200万円(同▲13.0%)、当期純利益は▲1,287億6,600万円であった。
当期は、工業化住宅の技術開発、商品開発、生活提案および品質保証体制の充実を図るとともに、昨年10月に発表した「新中期経営計画」を推進し、収益体質の強化に注力。主力である住宅事業において、一戸建木質系の「O-type kura」「庭の家」や、アパートの「Bell Lead JUSOタイプ」「Bell Lead KURA」などの新商品を投入したほか、販売面では新CADシステムの開発により、顧客の要望を自由設計で実現しながら低価格を可能とする「コンセプトオーダー方式」を導入した。
また、ホームイング事業では、「全国一斉ミサワホームイングフェア」の開催、ホームページ上でリフォーム実例を掲載するなど、ストック需要の顕在化、および増築パック「まるごとホームイング」の拡販などに努めた。
これらとともに、企業再編を進め、経費削減等の総原価低減を推進してきたものの、売上の減少を吸収するにはいたらず、ゴルフ場資産の評価損、貸付債権に対する貸倒引当金の計上、大規模開発事業の撤退損などを特別損失に計上した結果、当期純損失1,287億6,600万円となった。
なお次期については、売上高4,300億円、経常利益270億円、当期純利益150億円を見込むとしている。