(株)リロ・ホールディング(東京都新宿区、代表取締役社長:斉藤尚史氏)は4日、「2004年3月期決算」の説明会を開催した。
当期単体業績での営業収益は15億6,400万円(前期比3.3%増)、営業利益は6億3,400万円(同▲10.8%)、経常利益は6億5,300万円(同▲11.0%)、当期純利益は6億5,100万円(同11.2%増)となった。
当期連結(対象9社)の営業収益は327億3,800万円(同35.6%増)、営業利益は18億3,300万円(同36.5%増)、経常利益は18億5,300万円(同32.3%増)、当期純利益は9億6,000万円(同144.2%増)となった。
セグメント別にみると、同社の主力事業である「リロケーション事業」において、管理件数が前期比90.5%増の2万7,000件と大幅に増加。中でも、借上社宅の管理業務をフルアウトソースする「リライアンス」の件数が大幅に増加、全体の53%を占めた。一方、堅調な国内事業に対し、海外事業は、ニューヨークのサービスアパートメントの運営形態の変更などにより減収。これにより、営業収益243億5,200万円(同51.6%増)、営業利益11億8,000万円(同4.8%増)となったものの、利益率は2ポイント強低下し4.8%となった。
なお、次期について斉藤社長は、「20周年を迎えるということで第2の創業の年と考えている。原点に返って大胆な事業の見直しを行なっていきたい」とコメント。人材確保と育成、ITインフラの整備など変革に向けた基礎固めを強化する方針を発表した。連結業績については、通期で売上高363億3,000万円、経常利益20億4,000万円を予定。当期純利益については、情報セキュリティーの強化による販管費の増大を見込み、7億8,000万円を予定している。