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プロロジス、中国蘇州で大規模物流拠点開発を開始

 物流施設専門の不動産開発会社であるプロロジス(東京都港区、社長:ジェフリー・H・シュワルツ氏)は8日、中国の蘇州物流有限公司と50%ずつ出資して合弁会社を設立すると発表した。新会社は、蘇州工業園区内の物流部門を所有、同区内に物流施設を独占開発する権利を有することとなる。

 大蘇州地域は人口600万人を擁し、上海の北西約90kmに位置する外国からの直接投資額がもっとも高い都市。「蘇州工業園区」とは、面積260,000平方メートル、雇用人員12万人、外国からの直接投資額の約50%が投資されている、中国とシンガポール両国政府間の合同プロジェクトで、日本を含め多くの外国企業が進出している。

 今回の契約により、プロロジスと蘇州物流有限公司の両社はそれぞれ約3,100ドルを段階的に投資し、現在建築中の施設も含めて、合計146,300平方メートル超、17棟の物流施設を購入する。また、本契約には約157,800平方メートルの土地開発権に加え、445,200平方メートルの土地価格決定権が含まれており、将来的に合計260,000平方メートルと予定されている開発をサポート。それらの物流地区・拠点は「プロロジスパーク蘇州」と命名される。

 プロロジスは、今後経済成長著しい中国における物流ネットワークを構築、既存顧客や進出予定の各国企業の戦略的物流ニーズに応えていく方針。


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