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JFMA、第8回通常総会開催

新年度に向けての抱負を語る鵜沢会長

 (社)日本ファシリティマネジメント推進協会(JFMA)は15日、第8回通常総会を開催した。会長には鵜沢昌一氏(青山学院大学名誉教授)が再任。そのほか2003年度に行なわれた調査研究委員会・部会の活動報告と、懸案事項であった教育制度、保険制度、資格制度についての報告などが行なわれた。

 2003年度は、主に「会員・資格者情報システムの構築も踏まえた会員・ファシリティマネジャー資格者他へのサービス強化・明確化」、「FM教育の充実」、「ファシリティマネジャー資格の価値向上」についての取組みを積極的に行なった。その成果として挙げられたのは、FM通信教育講座を開設したほか、FM国際大会の開催など。
 FM資格試験については、応募者2,399人と前年より減少はしたものの4年連続で2,000人超となった。また会員数は、法人会員が減少した一方個人会員が200人を超える増加となり、合計会員数は1,209となった。

 鵜沢会長によると、2004年度については「今までは、FMの普及や社会資本の充実をめざして活動してきたが、新年度は、会員メリットにつながる『内部充実』に力を入れるべき。5,000人を超えたFM資格者の地位を高めるために活躍の場を設けることが、協会の基礎力充実・アップにもつながる」。

 新年度の事業計画には、FMの普及・定着、教育の充実、FM資格の価値向上に向けての働きかけ、支所・官庁・関係団体・経営層・マスコミなどとの連携の強化など、継続的な取組みが盛り込まれた。


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