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森トラストグループ、「2004年3月期決算」発表

 森トラスト(株)、森観光トラスト(株)など17社で構成する森トラストグループは5日、「2004年3月期決算(連結)」を発表した。

 当期連結業績(連結対象13社、持分法適用関連会社4社)の売上高は1,211億4,900万円(前期比8.2%増)、経常利益は283億5,400万円(同4.9%増)、当期純利益は157億2,300万円(同66.6%増)。
 売上高が過去最高を記録した前期を上回ったほか、経常利益についても10期連続の増益となり、ともに過去最高を更新した。

 売上高を事業別にみると、「賃貸関係収益」については、既存物件が厳しい状況にある中、「丸の内トラストタワーN館」(東京都千代田区、2003年9月竣工)の稼働などの寄与により、572億7,400万円(同2.3%増)となった。「ホテル関係収益」では、前期に連結対象に加わった(株)横浜グランドインターコンチネンタルホテルの売上寄与により、前期比49.7%増の276億2,300万円を計上。一方、「その他収益」は、販売用不動産の分譲収益の減少に伴い、前期比▲3.4%の362億5,200万円となった。

 なお次期については、2002年10月より建設を進めてきた「東京汐留ビルディング」が2005年1月末に竣工するほか、オフィス・ホテル・商業施設からなる超高層複合ビル「丸の内トラストタワー本館」の2005年4月着工などを計画。売上高1,250億円(前期比3.2%増)、経常利益310億円(同9.3%増)、当期純利益165億円(同4.9%増)を見込むとしている。


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