ジャパンリアルエステイト投資法人(JRE)は、不動産投資信託(REIT)のための投資物件として「池袋YSビル」(東京都豊島区)の所有権を取得すると発表した。
同投資法人によると、当該物件はJR「池袋」駅から徒歩6分と交通利便性が極めて高い立地で、明治通りに面していることから視認性が高く、池袋東口のオフィス集積度が高いエリア内にあっても優位性を備えている。また、延床面積約7,450平方メートル、基準階面積約720平方メートルと、当該エリア内における規模面で希少性をもつとともに、空調やセキュリティシステム、電力容量などオフィスビルとしてのスペックも高く、将来的にみても競争力が期待できるものとしている。
売り主は、プライムキャピタル(有)、取得価格は45億円。8月2日に不動産売買契約を締結、引渡しの予定となっている。
同物件は、1989年12月竣工のオフィスビルで、鉄骨造地上8階地下1階建て。総賃貸可能面積は5,715平方メートル、テナント数は8で、2004年4月30日までの年間賃貸事業収入は4億300万円であった。なお、取得時の想定稼働率は90.5%としている。