東急リバブル(株)は29日、「2005年3月期第1四半期決算短信(連結)」を発表した。
当期(2004年4月1日~2004年6月30日)当期連結業績の売上高は89億9,500万円(前年同四半期比13.3%増)。
セグメント別には、仲介業では、インターネットを媒介とした情報窓口の拡大などによる取引件数の増加や、不動産ファンドへの物件仲介などソリューション事業への取組みを強化したことによって、前年同四半期比12.3%増となった。また賃貸業では、新規賃貸資産の稼働や、プロパティマネジメントの受託戸数増加により同5.5%増であった。不動産販売業においては、マンションを中心とする短期回収型投資を積極的に展開、同27.7%増となっている。
同社によれば、同期業績は予想を上回る水準で推移しているものの、住宅ローン金利の上昇による購入意欲減退の懸念、第4四半期に収益計上分がかたよる傾向などから、期初発表の通期業績予想に変更はないとしている。
さらに、同日開催の取締役会において、固定資産の譲渡に関する決議をしたと発表。
譲渡が決定した資産は、独身寮(千葉県松戸市)で、土地737平方メートル、建物1,524.32平方メートル。帳簿価額は2005年3月末予想で7億8,900万円、医療法人グラニーアンドグランダクリニック(横浜市中区、理事長:鴨下孝志氏)に1億3,800万円で譲渡される。04年度3月期を初年度とする3ヵ年の中期経営計画中の財務体質の強化の一環として決定したもの。
契約締結は04年8月上旬、引渡しは05年3月初旬の予定。