住宅金融公庫は29日、「平成16年6月 全国住宅市場調査結果」を発表した。
同調査は全国の住宅建築請負企業および不動産企業・仲介企業4,494件を対象に、注文住宅、賃貸住宅、分譲住宅、中古住宅、リフォームの各市場動向についてアンケート調査を実施したもの。調査期間は平成16年6月21日~7月2日、回収件数は2,038件(回答率45.3%)。
それによると、注文住宅の受注状況判断D.I.(第1、2選択肢の回答割合-第4、5選択肢の回答割合)は、12.0ポイントとなり、前回(平成16年3月)調査の▲1.5ポイントよりも、大幅に増加する結果となった。なお今後は、7~9月13.3ポイント、10~12月1.5ポイントと、少なくとも年内は受注増が続く見込み。
新築マンションの成約状況判断D.I.は、前回調査7.0ポイントに対し、今回調査は10.2ポイントとプラス幅が大きくなっており、今後の見通しとしても、7~9月8.0ポイント、10~12月9.0ポイントと増加傾向が続く見通しとなっている。
建売住宅の成約状況判断D.I.は、前回調査▲25.7ポイントに対し、今回調査は1.5ポイントとプラスに転じ、今後も7~9月0.6ポイント、10~12月6.5ポイントと小幅ながらプラスが続くものと見られる。