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パ-ク24、事業用資産の譲渡を実施

 パーク24(株)は2日、メリルリンチ日本証券(株)アレンジのもと、保有しているタイムズ事業用資産約24億円を流動化した。
 
 同社が運営する駐車場タイムズでは、事業用地の99%が土地オーナーからの賃貸借で調達しており、用地確保の資金調達が少ないというメリットがある一方、賃貸借契約解約による駐車場タイムズが減少するリスクを負っていた。そこでタイムズ事業用地を購入し、資産の流動化を行なうSPCタイムズ事業を推進することで、小資本での事業経営を維持しつつ、タイムズ用地確保のバリエーションの拡充と事業リスクである解約リスクの低減を図るねらい。

 同社が2003年9月30日に実行した資産流動化スキームに則り、タイムズ事業用資産を三菱信託銀行(株)に不動産信託し、その信託受益権を追加譲渡。資産譲渡後は三菱信託銀行(株)とマスターリース契約を締結し、引き続きタイムズ事業運営を行なっていく。

 なお、受益権譲渡先および借入人は(有)ティー・ピー・エフ・ツー・リミテッド(国内SPC)、譲渡日は2004年7月30日。


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