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三井ホーム、「環境報告書 2004」発行

「環境報告書 2004」

 三井ホーム(株)は6日、2003年度におけるグループ全体での環境活動の進捗状況をまとめた「環境報告書 2004」を発行した。
 対象期間は2003年4月~2004年3月。同社本社および主要営業拠点・FC会社を対象に、今年度の実施目標である省エネルギー性の向上や住まいの耐久性など、20項目に関する活動結果をまとめた。

 報告書によると、2003年10月より「次世代省エネルギー基準」をフリー設計商品の標準仕様としたほか、屋根に標準設定している構造断熱パネル「ダブルシールドパネル」の断熱材をグレードアップするなどの取り組みにより、居住段階における年間1棟あたりのCO2発生量を1995年度比235kg削減することに成功した。
 新築工事に伴う産業廃棄物処理分量についても、石膏ボードのプレカットの採用拡大、構造材および防水テープ等の副資材のリサイクル材回収の拡大により、約25%削減。さらに、特定建設資材である木くずやコンクリートのリサイクル率の向上に努めるなど、リサイクルをいっそう推進した。
 また、引渡し時における新築建物のVOC測定を全棟で実施、ほぼ全棟で基準値以下となった。

 なお、2004年度の主な目標として、新築系廃棄物処理分量を1棟あたり13平方メートルとすることや、特定建設資材のリサイクル率のアップ、省エネルギー効率の向上、住宅の長寿命化などをあげており、環境活動に関する社内教育の強化などにも引き続き取り組んでいくとしている。


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