(株)ニッセイ基礎研究所と(株)三友システム不動産金融研究所は、共同開発した不動産インデックス「NS不動産インデックス」による2004年第1四半期 の東京圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)の最新地価動向を発表した。
これによると、1994年第2四半期を1とした東京圏の2004年第1四半期の住宅地指数は0.610、商業地は0.380の水準となり、全体平均では0.519の水準となった。
また、過去1年間(2003年第1四半期から2004年第1四半期まで)の東京圏の地価変化率は、住宅地で3.8%、商業地で4.8%とともに下落、全体では3.9%の下落であった。
前四半期比からの変化率では、住宅地では1.2ポイントの上昇、商業地では▲1.1ポイントであった。商業地では、中期的に見ると2001年第4四半期以降下落率が縮小傾向にあるが、わずかながら2期連続で下落率の悪化がみられた。
都県別の前年同期比をみると、住宅地では全エリアで下落率が改善したが、商業地では、千葉県を除く全エリアで下落率の拡大がみられた。