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JRE、投資物件に「新和ビルディング」を取得

 ジャパンリアルエステイト投資法人(JRE)は25日、不動産投資信託(REIT)のための投資物件として「新和ビルディング」(東京都新宿区)の所有権取得を決定したと発表した。

 同投資法人によると、当該物件はJR「新宿」駅から徒歩7分、甲州街道に面し、都庁との動線上に位置するなど、交通利便性、視認性が極めて高く、国内トップクラスのオフィス集積度を誇る西新宿エリアの中でも特に高い優位性を備えている。また、OAフロアや、個別空調制御、24時間入退館可など、オフィスとしてのテナントニーズに十分に対応しうる設備を備えており、同エリア内でも高い競争力を有するものとしている。

 売り主はみずほ信託銀行(株)、取得価格は78億3,000万円。9月1日に不動産売買契約を締結、引渡しの予定となっている。

 同物件は1989年12月竣工のオフィスビルで、鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地上10階地下1階建て。総賃貸可能面積は6,265平方メートル、テナント数は7で、取得予定日の想定稼働率は88.0%、予想年間賃貸事業収入は4億8,700万円。

 なお同投資法人では、取得資金に充当するため、8月31日に、三井生命保険(株)から50億円、(株)福岡銀行から30億円の借入を行なう予定としている。


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