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積和不動産、「2005年1月期中間決算」発表

 積和不動産(株)は2日、「2005年1月期中間決算短信(単体・連結)」を発表した。

 当期(2004年2月1日~7月31日)単体業績の売上高は448億8,200万円(前年同期比8.6%増)、営業利益は19億9,800万円(同▲6.9%)、経常利益は20億6,600万円(同▲5.2%)、当期純利益は11億8,200万円(▲1.3%)。
 当期連結業績(対象2社)の売上高は480億2,400万円(8.4%増)、営業利益は21億9,500万円(同▲2.9%)、経常利益は22億3,200万円(同▲1.2%)、当期純利益は12億6,500万円(同3.3%増)であった。

 当中間期は、不動産賃貸事業において、オーナー向けサービス「スマイル・アップ・プラン」のスタートや借上物件の高入居率を背景に新規物件受け入れに注力するとともに、自社所有の賃貸物件竣工などにより、新規管理物件数5,100戸(前期比2.7%増)を獲得。これにより、当中間期末の管理戸数は約9万5,000戸となった。
 収益面では、入居率の好調な推移により、前年同期比9.7%増となる459億2,100万円の営業収益を計上したものの、一部の都内大型高額マンションや自社所有物件の営業支援活動に関する費用の増加などにより、営業利益は29億2,400万円(同▲0.3%)となった。
 またその他事業では、営業人員配置の見直しやインターネットをはじめとする情報ルートの拡大に注力。全体での営業収益は前年同期比▲14.4%の21億200万円となったものの、営業利益は同81.3%増の1億1,100万円と大幅な増加となった。

 なお通期見通しについては、減損会計基準の早期適用を実施すべく、30億円の減損処理を予定。また、確定給付企業年金法施行に伴い、積水ハウス厚生年金基金の代行部分について9月1日に厚生労働大臣から過去分返上の認可を受けており、この結果、当期に約11億円の特別利益を計上する予定となっている。
 これらにより、通期は連結ベースで、営業収益980億円、経常利益44億円、当期純利益9億5,000万円を見込むとしている。


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