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旭化成、梱包資材の管理にICタグを採用

梱包資材にはICタグが貼付されている

 旭化成ホームズ(株)は14日、環境負荷の低減をめざし、凸版印刷(株)と共同で、ICタグを利用した梱包資材管理システムを開発したと発表した。

 同システムでは、梱包資材に貼付したICタグに、梱包資材の使用開始時に記録される初期情報に加え、使用回数や清掃・補修といったメンテナンス状況などの履歴情報を追加で記録することができる。小型R/W機(リーダー/ライター)によりその場での書き込みや読み取りができることで、繰り返し使用される梱包資材の管理が容易となっている。住宅メーカーの梱包資材の管理にICタグが使用されるのは、初めてのケース。

 全国にシステムの導入が展開されると、新築現場で排出していた梱包資材を、従来の約6割削減することができ、また2005年度中には残りの4割も削減し、梱包資材排出量ゼロ化を実現することをめざしている。
 
 既に7月より、物流センターや住設・部材メーカーにおいて、一部先行導入されており、2005年1月に予定しているリターナブル梱包の全国展開に向け、実運用を開始している。

 今後は多くの住設・部材メーカーにも導入を呼びかけるとともに、その他の部材のリターナブル梱包資材のICタグ導入を図っていく予定。

 なお、この梱包システムについては、9月15日から9月17日に東京ビッグサイトにて行なわれる第6回自動認識総合展において、凸版印刷(株)ブースにて展示される。


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