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三井不動産、マンションセキュリティシステム『PRISM EYE』を開発

 三井不動産(株)は24日、従来の同社のセキュリティシステムを発展させた、新たなマンションセキュリティシステム『PRISM EYE(プリズム アイ)』を開発したと発表した。

 『PRISM EYE』は、セキュリティを「設計-プランニング」「機能-システム」「運営-オペレーション」の3要素に分類、設計段階から入居後の管理運営にいたるまで、トータルな視点により犯罪を予防するシステム。
 「設計-プランニング」では、国土交通省策定の「防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針」等を踏まえ、防犯の専門家・樋村恭一氏(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 都市情報・安全システム研究員)監修により、60項目超もの「防犯設計規準」を独自に策定。またプランニングの際には、綜合警備保障(株)による「防犯診断」を実施、指摘事項を設計に反映する。
 このほか、「機能-システム」で、さまざまな角度から来訪者を確認できる録画機能付インターホン等が付いた住宅情報盤(名称「Bell Boy(ベルボーイ)」)や玄関防犯センサーを標準装備するなど、防犯機器の充実をさせるとともに、「運営-オペレーション」では、緊急時の非常信号を綜合警備保障が監視するのはもちろん、管理会社である三井不動産住宅サービス(株)にも送信される、二重の確認システムを採用している。

 なお、同システムは今後、今秋販売予定の「パークホームズ目黒リバーサウスアーバンレジデンス」(東京都品川区、総戸数117戸)を皮切りに、首都圏で供給する同社マンションに採用される予定。


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