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三井不動産、固定資産減損会計の早期適用を決議

 三井不動産(株)は9月30日、同日開催された取締役会において、2005年3月期より「固定資産の減損に係る会計基準」を早期適用することを決議、併せて、2004年4月30日に発表した同期業績予想を修正した。

 同社によれば、当期計上する減損損失は、単体で約135億円、連結子会社約205億円、合計約340億円であり、その対象資産は次のとおり。
 ゴルフ場については、国内7ヵ所(04年3月期末簿価合計約440億円)保有しているうちの4ヵ所、約230億円。また、借地権や建物などについては、02年3月「土地の再評価に関する法律」を適用し事業用土地の再評価を実施しているために、同社グループが保有するオフィスビルや商業施設などへの影響は軽微であり、固定資産で約110億円の減損損失を計上することとなった。

 なお、今回発表した2005年3月期単体業績予想数値は、売上高5,980億円(前回発表予想5,980億円)、経常利益555億円(前回発表予想555億円)、当期純利益125億円(同265億円)。連結業績予想数値は、売上高1兆1,050億円(前回発表予想1兆1,050億円)、経常利益910億円(同910億円)、当期純利益230億円(同455億円)と修正された。


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