積水化学工業(株)の子会社で高齢者介護事業を手がけるセキスイオアシス(株)(名古屋市瑞穂区、代表取締役社長:内海一郎氏)は、積水化学グループ初となる高齢者向け総合ケアセンター『セキスイオアシスセンター名古屋』(名古屋市瑞穂区)を、11月1日に開業する。
積水化学グループでは、1990年より高齢者が快適に暮らすための空間設計や住宅設備の研究開発などを実施。介護向け施設の建設請負や浴室・洗面・手すりなど介護設備の販売施工などを行なってきており、今回、そのノウハウを生かし、総合ケアセンターを開業することとした。
軽量鉄骨造2階建ての『セキスイオアシスセンター』は、デイサービスや訪問サービス事務所、居宅介護支援事務所、リハビリスペース、セミナー室等で構成。入院していた病院から自宅への復帰を支援する「在宅復帰支援」、状況に応じたサービスを調整・提供し、自宅での生活を続けることを支援する「在宅継続支援」に加え、高齢者対象の短期利用型賃貸住宅の運営などを行なう。
また、サービス現場において質の高い人材育成を行なう教育・研修事業なども実施していく。
11月1日の開業時は介護士、看護師、理学療法士、作業療法士、生活指導員等16人の正社員でスタートし、2年後の2006年には非常勤登録スタッフを含め、約50人体制を整備。同年には期間損益の黒字化を計画、約2.7億円の売上を見込むとしている。