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大京、オール電化の超高層タワーマンション「エルザ世田谷」マンションギャラリーをオープン

「エルザ世田谷」完成予想図
高層棟南東角部屋2LDK+DENのダイニング
カラーや素材で選べる内装パターン
オール電化マンションには欠かせないIHのシステムキッチン

 (株)大京は21日、東京都世田谷区北烏山で建設中の「エルザ世田谷」(総戸数366戸)マンションギャラリーを10月23日(土)にオープンすると発表した。11月下旬から第1期販売を行なう。

 同物件は、京王線「千歳烏山」駅から徒歩6分、昭和大学付属烏山病院の一部を開発したもので、面積は約1万3,600平方メートル。総合設計制度を利用し、緑豊かな4,000平方メートル以上の公開空地を有する、4棟構成・地上3~29階建ての超高層タワーマンション。世田谷区では最高層となる。2004年6月、同区の条例により住居系地域における建物の絶対高さが30mあるいは45mと制限されたため、住居系地域内では最後の超高層マンションとなる希少性を備えている。
 また、既存樹を活用した豊かな植栽や地域社会との融合が評価され、(財)建築環境・省エネルギー機構より、国内の超高層マンションでは2棟目となる「環境共生住宅(個別供給型)」の認定を受けた(1棟目は同社の「ライオンズタワー月島」)。

 タワー棟は「V字型」の住戸の配置となっており、全室南面採光および良好な通風も確保した。そのほか、全住戸3m以上の階高、オール電化システムの採用、永住型住戸を意識した多彩なバリエーションを用意した多彩な間取りが特徴。1LDK~4LDK、専有床面積は32.70~130.22平方メートル、シングルやディンクス、ファミリーなど幅広いニーズに対応した50タイプ・84バリエーションを用意している。

 開発計画に当たり、地域住民への説明などにあたった地域開発部課長・加藤道治氏は「2002年6月から、約9ヵ月・全15回の説明会を実施しました。やはり、超高層ということで、高さに対する不安や開発地が面している甲州街道、烏山通りの渋滞の問題など、さまざまな問題がありました。話し合いの結果、歩道の拡幅やバスレーンの新設、5.5m幅の歩道上空地などの解決策を決めていきました。緑地をいかにうまくつくっていくかが地域に根ざしたタワーマンションが成功するポイント」と語った。

竣工は2006年2月28日、入居開始は3月6日の予定。第1期販売は2LDK~4LDK、50戸を予定しており、11月下旬に登録受付を開始し、12月初旬に抽選会を行なう。価格は80平方メートルの3LDKで約6,000万円。


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