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住林、韓国大手建材メーカーと業務提携

 住友林業(株)は同社グル-プの海外木製建材製品の韓国市場拡大や、環太平洋地域を中心に木材建材製造流通事業および住宅事業の海外展開のため、韓国の大手建材メーカー「東和ホ-ルディングス」(社長:スン・ミョンホ氏、以下『東和HD』)と木材建材事業において戦略的な業務提携を行なうことで合意し、25日、覚書に調印した。
 同社ではこれに伴い2004年11月に、東和HDの100%子会社である東和エンタープライズの発行済株のうち10%を総額105億ウォン(約10億円)で取得する予定。

 東和HDはオーストラリア、マレーシア、米国、香港などに進出しており、2003年度グル-プ全体の売上高は約4,650億ウォン。なかでも中核企業である東和エンタープライズは韓国で第1号のMDF(中密度繊維板)工場を立ち上げたほか、同国再大規模のパーティクルボード工場を保有、ラミネートフローリングも国内トップシェアを有するなど、韓国建材製造販売リーディング企業のひとつとなっている。

 同社では今後、東和HDと経営資源を相互に提供することで、環太平洋地域の木材建材市場で新たな協力関係を構築、生産体制の増強とマーケット開拓をいっそう推進していく予定。


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