福岡県特化型の不動産投資信託(JREIT)である福岡リート投資法人(福岡市博多区、執行役員:松尾正俊氏)は、2004年11月初旬に「キャナルシティ博多」を含む4物件を福岡地所グループから取得、運用を開始することを明らかにした。
福岡リート投資法人は、九州電力(株)をはじめとする九州経済界各社、および福岡地所(株)がスポンサーとなって設立された不動産投資信託法人。九州・福岡において日本初となる「地域特化型REIT」組成に向け準備を進めてきており、このほど不動産投資信託の登録が完了、物件取得の運びとなった。
資産運用委託会社は(株)福岡リアルティ(福岡市博多区、代表取締役社長:松尾正俊氏)。取得物件は、「キャナルシティ博多商業棟」(区分所有一部)、「キャナルシティ博多ビジネスセンター」、「パークプレイス大分」、「呉服町ビジネスセンター」の4物件で、購入総額は約750億円。取得資金は日本政策投資銀行およびドイツ銀行グループからの借入により調達するとしている。